Susan Caseyさんの本“Voice in the Ocean”によると、イルカの感情の抑制に関係する辺縁系は人間よりも大きく、彼らのものを感じ取るセンスは非常に優れているということです。イルカは数マイル離れたところから、取り残された人間や、それを助けに向かう人間のを感知できるということです。2004年にタイを津波が襲った際も、沖合にいたダイバーを岸に近づかないよう誘導した事例があるそうです。これは津波を予知した能力ではなく、海岸沿いの人間たちの恐怖を感じ取った結果であるのではないかということです。著書には、もっとイルカのことを理解し、彼らのために人間ができることを考えていきたいと書かれています。